以前紹介した IPv6 で聞けるイギリスのラジオ Virgin Radio ですが、その対応機種の欄を眺めてたら
iTunes 6.0.2 (tested on Mac OS X and Windows XP SP2)
え!? iTunes って IPv6 に対応してるの?
会社には IPv6 ネットワークがあるので、Windows XP SP2 については、VMware で試してみたところ、ちゃんと iTunes & IPv6 で Virgin Radio が聞けました。MacOS X については、同僚に試してもらい、こちらも IPv6 ready なことを確認しました。
iTunes が IPv6 に対応してたなんて、全然知らなかったよ……
吉澤さんのところで取り上げられている通り、Teredo が RFC化されました(RFC4380)
http://muziyoshiz.jp/20060213.html#p01
で、肝心の Teredo の prefix は
Global Teredo IPv6 Service Prefix
2001:0000:/32
に決まったみたいです。
なお、JANOG MLにもあったように、Unique local IPv6 Unicast Address も RFC化しました。(RFC4193)
こっちは
FC00::/7
どっかに Well known な prefix 一覧でもメモっとかないとなぁ。
ちなみにこの RFC4193 で触れられているアドレスは、いわゆる IPv4 でいうところのプライベートアドレスに近いものですが、このドキュメントに沿ってアドレスを割り振ると、他人とアドレス空間が衝突する可能性がかなり低くなります(事実上は衝突しないといってよいかも)
ネットワーク統合の際に IPv4 では、プライベートアドレス空間の衝突により、リナンバをせざるを得ず、枕を涙で濡らした方はたくさんおられるかと思いますが、closed なネットワークでも手を抜かず、ちゃんと RFC4193 にしたがってアドレスを振っておくとこの悪夢からほぼ無縁でいられます。
JANOG ML で東村さんに教えてもらいましたが、この ULA の計算は
- Unique Local Address (RFC4193) Generator
が便利です。MACアドレスを入力するだけで、あなただけ?のアドレスが生成されます(というと語弊があるでしょうけど)
ソースもダウンロードできるんですが、Linux じゃぁ動かないですよね。Perl で書き直してみようかなぁ……それもすでにありそうだなぁ……
http://muziyoshiz.jp/20060111.html#p01
NTTコミュニケーションズのサイトでOCN IPv6の仕様書が公開されたので、僕もさっそく読んでみました。
あ〜これ気になってたんですよね。@nifty/e-Access の IPv6 接続サービスが終了してしまったんで、IPv4しか使えない日々が続いてました。いろいろ遊ぶにしても、このままだと不便なので、アッカに切替えて、IPv6 接続サービスを申し込もうと思ってたんです。
が、切替え時にタイミングが合わないと、インターネットが使えない日が出て来るってことで、躊躇してたんですよね。使えない空白の日が出来るぐらいなら、いっそ OCN に乗り換えてみようかな〜と思ってる最中だったり。
ん〜まぁ nifty とも長いつき合いだったし、もうちょっと考えてみよう(^_^;
MSN MessengerのミュージックミックスをIPv6(Teredo)化
http://muziyoshiz.jp/20060122.html#p01
このアプリって、チャット参加者がNATを通して接続してると、音楽ファイルの再生速度に音楽速度の共有(コピー)速度が追いつかなくて全然使い物にならないんですが……Teredo等を使ってIPv6接続するとだいぶ実用的に使えることに気づきました。せっかくなのでその方法を紹介しときます。
ということで、Teredo を使って、IPv6 で接続する方法が紹介されてます。IPv6 over IPv4 tunnelの方が、NAT環境よりも速いってことがあるんですね。ちょっと意外でした :-) 元記事の吉澤さんから、コメントを頂いた通り、IPv6 over IPv4 tunnel で速くなるという表現はおかしくて、IPv6 だと、サーバを介さず end-to-end でやりとりするので、速くなるということだそうです。ここに訂正させて頂きます(2006/01/31)