普段は Linux で生活し、Windows が使いたい場合には VMware上で WindowsXP を動かしています。
当初、「6GBもあれば十分かなぁ?」とか思って、6GB で仮想HDDを作ってインストールしたんですが、見通しが甘かったです。ちょっと足りなくなってきました。
ただ、足りないからといって、ちょこちょこっと LVMみたいに気軽に拡張する、というわけには行きそうにないです。ともあれ、増やす必要があるのは明白で
VMware の仮想 HDD 増強化計画
http://mcn.oops.jp/lab/vmware/disksize.htm
を参考にして、VMware のHDDを 10GBに拡張してみました。
HDDの拡張というよりも、使いたいサイズの仮想HDDを用意して、そこにコピー&パーティション&ファイルシステム上のサイズを拡張という形を取ります。
1. まず Resume 状態を解除し、ちゃんと shutdown する。
仮想HDDを追加する際には、仮想マシンをちゃんと shutdown しておく必要があります。
2. 仮想HDDの追加
「Edit virtual machine settings」をクリック
で、開いたウィンドウ内の「Add ...」をクリック。
「Hard Disk」を選択し「Next」をクリック
- 「Create a new virtual disk」
- 「IDE」
と進み、Disk Capacity で最終的に拡張したいHDDのサイズを指定する。
3. Virtual Machine Settings 上で、2台の HDDがくっついていることを確認。
下図は、スクリーンショットを取りそこねていたので、すべてが終わったあとで 2GB の仮想HDDを追加した状態の図。
実際は IDE 0:0 に現在使っている HDD、 IDE 0:1 に拡張予定のHDDが付いているはず。
4. Knoppix で仮想マシンを起動させる。
仮想マシンの電源を入れ、BIOS 画面の最中に F2 を押して、CD-ROM から Knoppix を起動するように修正(Knoppix は、オープンソースマガジンの付録として付いていたやつを利用)
5. Root Shell を起動。
Knoppix が起動したら、KDE が起動しているはず。下のメニューバー? にペンギンのアイコンがあると思いますが、そこをクリックすると、「Root shell」が選択できるので、選択。
6. dd で仮想HDDをコピー
おそらく、拡張前 HDD が /dev/hda, 拡張後のHDDが /dev/hdb として認識されているはず。
逆にコピーしてしまうと惨劇となってしまうので、間違っていないかをよく確認。ふと
ddで、ちょっと高速にコピーする方法
http://www.kunitake.org/xoops/modules/weblog/blog-187.html
を思いだし
# dd if=/dev/hda of=/dev/hdb ibs=512 obs=65536 conv=noerror,sync
で、コピー。6GBでも 30分も掛からなかったはず(20分程度?)
7. Qtparted を起動
つぎに、コピーした /dev/hdb のパーティションのサイズをリサイズする。
# qtparted &
で起動した qtparted を利用して /dev/hdb のサイズを変更。
VMware の仮想 HDD 増強化計画
http://mcn.oops.jp/lab/vmware/disksize.htm
にもあったように、8MB を残した形で拡張しないと、相変わらずエラーとなる。
一旦エラーを出してしまったせいか、qtparted では 10GB に拡張したように見えるのに、WindowsXPを起動させてみたら、6GB のままに見えた。ただ、原因の切り分けをする前に
- Qtparted のオプションで mkntfs ではなく、ntfsresize を選択
- 16MB を残して、再度 Resize を掛ける
したら、うまくいってしまった。どちらが効いたのかは不明(両方?)
8. knoppix を終了
とりあえず shutdownする。
9. HDDを入れ換える
IDE 0:0 を設定上から削除し、IDE 0:1 だった HDDを IDE 0:0 にして、起動。Cドライブがきちんと希望したサイズに見えていればOK!
上記のように変更するには、変更したい HDD を選択し、削除する際には「Remove」を、IDE 0:0 へ変更する際には、
b
の画面の右下の方にある「Advanced」を選択すれば、設定変更できる。
10. 古い仮想HDDを削除
snapshot を含めると 6GBを越えるので、空きスペースを増やす意味でも、古い仮想ディスクのファイルは削除。不安なら、適当なディレクトリを付くって、これだ!と思われる *.vmdk を mv し、問題がないと分かった時点で、ディレクトリごと削除してしまうとよいかもしれない。
ふー文章にすると長い!でも、実作業時間的には 1時間程度? 面倒ではあるけど、やれなくはないね。
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