VMware 上の Windows のディスクを拡張する[VMware]

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2006-09-12


普段は Linux で生活し、Windows が使いたい場合には VMware上で WindowsXP を動かしています。
当初、「6GBもあれば十分かなぁ?」とか思って、6GB で仮想HDDを作ってインストールしたんですが、見通しが甘かったです。ちょっと足りなくなってきました。
ただ、足りないからといって、ちょこちょこっと LVMみたいに気軽に拡張する、というわけには行きそうにないです。ともあれ、増やす必要があるのは明白で

VMware の仮想 HDD 増強化計画
http://mcn.oops.jp/lab/vmware/disksize.htm

を参考にして、VMware のHDDを 10GBに拡張してみました。

HDDの拡張というよりも、使いたいサイズの仮想HDDを用意して、そこにコピー&パーティション&ファイルシステム上のサイズを拡張という形を取ります。

1. まず Resume 状態を解除し、ちゃんと shutdown する。
仮想HDDを追加する際には、仮想マシンをちゃんと shutdown しておく必要があります。


2. 仮想HDDの追加

「Edit virtual machine settings」をクリック

Image


で、開いたウィンドウ内の「Add ...」をクリック。

Image


「Hard Disk」を選択し「Next」をクリック

Image


- 「Create a new virtual disk」
- 「IDE」

と進み、Disk Capacity で最終的に拡張したいHDDのサイズを指定する。

Image


3. Virtual Machine Settings 上で、2台の HDDがくっついていることを確認。

下図は、スクリーンショットを取りそこねていたので、すべてが終わったあとで 2GB の仮想HDDを追加した状態の図。

Image

実際は IDE 0:0 に現在使っている HDD、 IDE 0:1 に拡張予定のHDDが付いているはず。


4. Knoppix で仮想マシンを起動させる。

仮想マシンの電源を入れ、BIOS 画面の最中に F2 を押して、CD-ROM から Knoppix を起動するように修正(Knoppix は、オープンソースマガジンの付録として付いていたやつを利用)


5. Root Shell を起動。

Knoppix が起動したら、KDE が起動しているはず。下のメニューバー? にペンギンのアイコンがあると思いますが、そこをクリックすると、「Root shell」が選択できるので、選択。


6. dd で仮想HDDをコピー

おそらく、拡張前 HDD が /dev/hda, 拡張後のHDDが /dev/hdb として認識されているはず。

逆にコピーしてしまうと惨劇となってしまうので、間違っていないかをよく確認。ふと

ddで、ちょっと高速にコピーする方法
http://www.kunitake.org/xoops/modules/weblog/blog-187.html

を思いだし

# dd if=/dev/hda of=/dev/hdb ibs=512 obs=65536 conv=noerror,sync


で、コピー。6GBでも 30分も掛からなかったはず(20分程度?)


7. Qtparted を起動

つぎに、コピーした /dev/hdb のパーティションのサイズをリサイズする。

# qtparted &


で起動した qtparted を利用して /dev/hdb のサイズを変更。


VMware の仮想 HDD 増強化計画
http://mcn.oops.jp/lab/vmware/disksize.htm

にもあったように、8MB を残した形で拡張しないと、相変わらずエラーとなる。

一旦エラーを出してしまったせいか、qtparted では 10GB に拡張したように見えるのに、WindowsXPを起動させてみたら、6GB のままに見えた。ただ、原因の切り分けをする前に

- Qtparted のオプションで mkntfs ではなく、ntfsresize を選択
- 16MB を残して、再度 Resize を掛ける

したら、うまくいってしまった。どちらが効いたのかは不明(両方?)

8. knoppix を終了

とりあえず shutdownする。


9. HDDを入れ換える

IDE 0:0 を設定上から削除し、IDE 0:1 だった HDDを IDE 0:0 にして、起動。Cドライブがきちんと希望したサイズに見えていればOK!

上記のように変更するには、変更したい HDD を選択し、削除する際には「Remove」を、IDE 0:0 へ変更する際には、


Imageb

の画面の右下の方にある「Advanced」を選択すれば、設定変更できる。


10. 古い仮想HDDを削除
snapshot を含めると 6GBを越えるので、空きスペースを増やす意味でも、古い仮想ディスクのファイルは削除。不安なら、適当なディレクトリを付くって、これだ!と思われる *.vmdk を mv し、問題がないと分かった時点で、ディレクトリごと削除してしまうとよいかもしれない。

ふー文章にすると長い!でも、実作業時間的には 1時間程度? 面倒ではあるけど、やれなくはないね。



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