この日記のはてなブックマーク数 Subscribe with livedoor Reader

2007-04-05 Thu


YAPC::Asia 2007 Tokyo 2日目 [Perl]


いや〜盛り沢山な一日でした。以下、備忘録。

■ web apiで遊び倒す

OpenID + asterisk で VoIP のデモ予定が失敗。あせる発表者 (^-^;

それはさておき、Firefoxの拡張に EC2 UI があることを知る。こういう情報ってどこから得てるんだろ?
世の中には、EC2 をバックエンドに使ったサービスもいくつか出ているそうです。

- muckOS
- RightScale

発表資料
http://s3.amazonaws.com/yapcasia2007tokyo/webapi.pdf

■ Patterns in Perl

Perl における(デザイン?)パターンについて。ちと関連知識を仕入れてから、再度ストリーミングで復習だな……

発表資料
http://www.houseabsolute.com/presentations/patterns-in-perl/start.html

■ Behind the Scenes at LiveJournal: Scaling Storytime

LiveJournal のバックエンドについて。かなり自前で開発したものを使っているみたい。もともと 1台(Web+DB)で動かしていたサービスがどんどん大きくなって……と話は進んで行き、今の構成が紹介されました。

- memcached
  これは、一般的に使われているキャッシュデーモン :-)

- PerlBal
  最近なにかと話題の、LoadBalancer。Pound みたいなやつですね。認証とか、重要なことは mod_perl で、巨大なファイル転送といったことは PerlBal で、という使い分けとのこと。

- MogileFS
  分散型のファイルシステムっぽいやつ。RAIDを不要にし、トラッッカーデータベースとファイルを分散させて持つことで、それを実現。

- Gearman
  Manager のアナグラムだそうです。仕事を割り振るけど、自分自身では仕事をしないルータのような役目をします。そのうち {e|i}BGP とか、OSPF とかが動き出すに違いない :-p
  dispatcher の役目を担っているんですが、これでなにが嬉しいかというと、Image::Magick とかを mod_perl から追い出せたり……

- TheSchwartz
  TheSchwartz はアナグラムではないらしい。

- djabberd
  Jabber の実装の一つ。

結構盛り沢山だったので、プレゼンが公開されてから、もう一度見直したい話でした。DBの移行に、ユーザ毎に read only フラグを用意したり、schema_version を用意してそれに備えたりと、さらりと使えそうなノウハウが紹介されてました。

おっと、資料が公開されてますね。

資料
http://www.danga.com/words/2007_yapc_asia/

■ Jifty Now!

CPAN 小ネタ

cpan> notest install Jifty


でテスト無しで、インストールできるらしい。それはともかく、Jifty でアプリを書く上での疑問点がかなり解消! これだよ、これを待ってたんだよ!
しかもサンプルで作ろうと思ってたアプリそのまんまの簡易アンケートアプリが題材。これからじっくりコードを読んでみる予定

発表資料
http://pugs.blogs.com/talks/yapcasia2007-doxory.pdf

サンプルコード
http://fsck.com/~audreyt/DoxoryDemo.tgz

■ Building Catalyst Applications

あー、前のプレゼンの Jifty のサンプルコードに気を取られてあんまり聞いてなかった……ただ、作ったアプリの配布の方法が用意されているみたい?で、かなりこなれてきたみたい。Catalyst もじっくり触ってみたいフレームワークですね。FormBuilder とかも気になるし……
 
■ Pushmi - Subversion replication system

いくつか拠点を持っている開発会社にうれしい仕組み。マスターのリポジトリから、コピーを作ってくれる。コミット時には、単純にリレーするだけなので、普通の使い方のまんま。メリットは、

- 障害に(ちょっと)強い
  マスターとの VPN 回線が切れたとして、checkout は可能
- 帯域の狭いところで活躍
  10 人が svn update したとしても、マスターとコピーの間で 1回行なわれるだけなので、効率がよい。しかも update 後、他の人は、コピーのリポジトリから取れるので、すばやくコマンドが実行される。

  こんな感じ?ちなみに VPN が切れた時のコミットは、svk 使っとけという話でした。

コード
http://code.bestpractical.com/
http://code.bestpractical.com/project/Pushmi

■ Assurer - a pluggable server testing/monitoring framework

Plagger そっくりな、テスト、監視用ツール。聞いていて、監視に使うには「エラーレベルの設定とそれに応じたアクション」「XX回失敗した場合はXX」といったことができないとつらいなぁと思ってたら、最後に今後の予定として挙げられてた。実装されたら運用部隊にお勧めできるかも?

■ Lightning Talks

いろいろ面白いのはありましたが

- Moxy
http://code.mfac.jp/

は実用度が高そう。PCから携帯アプリの動作確認をする際に、Proxy として間に噛ませることで、絵文字を変換したり、HTMLの幅を実機に合わせてみたりと、かなりよさげ。
さっそく帰社して試してみましたが、一部文字化け。ありゃー ad-hoc にはすぐ直せそうだけど、なにが悪いだろ?

■ Perl Program Repair Shop and Red Flags

Perl 添削道場。こういうのを社内の勉強会で、新人向けにじっくり紹介するのもいいかも?



IPv4/IPv6 meter
検索キーワードは複数指定できます
ChangeLogを検索
Google
Web www.kunitake.org
思ったより安い……時もある、Amazon

カテゴリ