今年も Workshop が開催されたので、行ってみた :-)
Python Workshop the Edge 2007(2007年6月30日開催)
http://www.python.jp/Zope/workshop/200706
今回は、セミナーとハンズオンセミナーが平行で走っていたので、すべてに参加することはできませんでした。別の理由で 10時からのセミナーも出てませんが(いや、休日の朝は眠いですよね〜 ;-p))
Tシャツが貰えたのが地味に嬉しい :-)
■ Python Webフレームワーク総ざらえ2007 (セミナー)
Python には、多数の Webフレームワークがあるけど、特に Django, TurboGears, web.py, Pylons について。
- Django
すべて自前のコンポーネント。パフォーマンスが高い。人気も高い。
最近リリースされた 0.96では、
- newforms
- URLconf強化
- テストフレームワーク
- 管理画面でのユーザ管理の強化
などが行なわれているらしい。Unicodeブランチも切られている。もちろん、Unicodeブランチじゃなくても日本語は使えるんだけど、文字列の扱いに一貫性を持たせるなど、サポートを強化するらしい。0.97で?
- TurboGears
Django が自前コンポーネントなら、TurboGears は、組合せによるメガフレームワーク。
- CherryPy
- Kid
- SQLObject
- MochiKit
などが、内包されている。最近では、Kidから Tracでも採用(予定?)の Genshi への入れ替え、SQLObjectからSQLAlchemy への入れ替えなどが進んでいるらしい。
- web.py
0.21 がリリース。ただし、とうとう複数ファイル化に ;-)
- WSGI(PEP333), Paste, Pylons
- WSGI
WSGI は Python 製の Webフレームワークにおける取り決めみたいなものらしい。大抵の人は「ダヴゥリューエスジー」と読むみたい。「うえすぎ」と読む人もいるらしい。
- Paste
低レベルの WSGIフレームワーク
- Pylons
Pasteに基づいた Webフレームワーク
去年に比べて、Pylons が出て来たことが変化? トレースバックが強力な点が人気の秘密らしい。
質疑応答では、人にすすめるフレームワークと、自分で使うフレームワークについて質問が。人に進めるなら Django, 自分で使うなら、web.py とのこと。
発表資料
http://www.python.jp/Zope/workshop/200706/web-framework.pdf
発表者の Blogサイト
http://playrecord.org/pbomc/
■ Tracの活用(セミナー)
会社でも大活躍な Trac について :-)
Trac を活用するには、コミットルールなどや、チケット運用を決めておいた方がいいよとのこと。そういえば、このあたりは、明文化してないなぁ。その内、整理しておいた方がよいかも。
あと、0.11 での新機能について紹介がありました。
- フレキシブルワークフロー
- WebAdmin
WebAdmin はプラグインとして、すでに会社で使ってますが、ウェブ上から、コンポーネント名やチケット属性を追加・削除・変更できるので、大変便利。
trac-0.11 については、インタアクト株式会社さんの方で、すでに日本語化が進められているそうです。感謝 :-)
発表資料
http://www.python.jp/Zope/workshop/200706/UsingTrac.pdf
■ Twisted(ハンズオンセミナー)
思わず Twitter と勘違いしそうですが、イベント駆動型プログラミングモデルだそうです。コールバックを書いて、それを登録することで、プログラムを動かして行きます。
時間が限られていましたが、なかなか面白かったです。
Twitter で
- 友達の更新情報を取得
- 自分のデータを更新できるように
といった宿題付きでした :-)
■ Django(ハンズオンセミナー)
有名な Django についてです。特に、view と URL conf との連携を中心に話しが進みました。だいたいのチュートリアルがモデルを中心に進むので、これは効果的なセミナーだったと思います。
発表資料
http://www.python.jp/Zope/workshop/200706/django_handson.pdf
■ Pythonコード添削道場(セミナー)
大変おもしろかったです。聞き入ってしまっていたので、メモを取り忘れてしまいましたが、断片的にキーワードを書くと
- Pythonic, PEP8-ism
- import this 読む
- パッチも PEP8 に従ってないと、相手にされないよ
- モジュール名の慣習は Windowsでの制限が由来
- assert分は最適化で消える。debug文ではどんどん使うべき
- 空気読め
こんな感じ。
■ TurboGears(ハンズオンセミナー)
TurboGears は昔 1度触ったっきりだったので、復習も兼ねて。
一応 TurboGears をセットアップしておいたんだけど、
$ start-tgbbs.py
でエラーが......結局 python2.4, python2.5 on Debian/sid ではうまく行かず、python2.3 でインストールし直しました。で、そんなこんなしている間に、セミナーは進み……まぁあとでゆっくり発表資料を読もう (^^;
発表資料
http://www.python.jp/Zope/workshop/200706/turbogears.pdf
■ ライトニングトーク
途中から参加。こっちもあまりメモれず。
- Pythonの禅を実践するフレームワーク Pylons
TurboGears が Pylons上で動くらいし……
- IronPythonで作った Firebirdの管理ツール
起動が遅いらしいけど、起動後はそこそこのスピードで動作。
- xxxの回し者(http://d.hatena.ne.jp/yach/20070701)
普段は Ruby でコードを書くことが多いらしい。Ruby Kaigi で「あなたのツールを愛さなければならない」とDave Thomasが話していたのを聞いて「やっぱり私は Python を愛しているのだ」と目覚めたというお話<ちょっと違う
Stay happy!
■ 懇親会
- オライリーの「Python クックブック」のTシャツゲット! :-)
■ その他
お? Blogでの感想へのリンク集を作っているサイトを発見。
Python Workshop the Edge 2007総括
http://coreblog.org/ats/python-workshop-the-edge-2007-report
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